タイトル通りの記事です。
前回の覚者について書いた記事の完成度に不満があり、またネット上で似た形式の記事を読んで感心したので、その形式を丸パクリした記事を作成してみました。
僭越ながら個人的な実感からお勧め度を星で表示しています。
当然ながらあくまで本としての評価であり、著者や覚者への評価ではありません。
あと、提示する順序は適当です。
【厳選5書】悟りの本質を学ぶためのおススメの本
エックハルト・トール『ニュー・アース』
おススメ度
エックハルト・トールはドイツ生まれカナダ在住の人物で、若い頃に夜中に煩悶していたところ、突如として偶発的に悟りを開いたという興味深い人物です。
そこからスピリチュアリティーの探求を始め、さらなる向上を得て現在に至ります。
代表作は『パワー・オブ・ナウ』(邦題:悟りを開くと人生はシンプルで楽になる)と『ニュー・アース』の2つがありますが、後者をお勧めしておきます。
実際はぜんぜん前者『パワー・オブ・ナウ』(邦題:悟りを開くと人生はシンプルで楽になる)でも構わないですが、前回の記事でも書いたように、『悟りを開くと人生はシンプルで楽になる』は編集者の方針で勝手に割愛された部分があるのが難点です。
そこに私は読む度にムカついているので(笑)、読んで同じように気になる方もいるかと思い後者をチョイスしました。
『ニュー・アース』冒頭の、地球人類の多くが悟りを開くに至ることを、太古の時代に花が一斉に開花した例えを用いて描写する箇所はとても美しいです。
『あるがままに ラマナ・マハルシの教え』
おススメ度
しつこいようですが私は悟り(真我実現)における最高峰の教えがラマナ・マハルシによるものだと思っているので、同書を推薦しておきます。
インドの覚者ラマナ・マハルシは、「私は誰か?」と常に自分に問いかけ続けること「真我探求」という方法が、悟り(真我実現)への最短距離を通る道だと説きました。
しかし相手の気質やレベルに合わせて他の方法を提示することもあります。
そしてこの『あるがままに』は、質問者とラマナ・マハルシ自身の対話もありますが、冒頭の解説が非常にまとまっており、参考になるので推薦します。
ラマナ・マハルシの言葉を信頼してはいるものの、いざ実践の段になるとどういう意味でこのような実践を行っているのか分からなくなることがあります。
『あるがままに』はそこで沸いてくる様々な疑問を解消してくれると思います。
ニサルガダッタ・マハラジ『アイ・アム・ザット 私は在る』
おススメ度
次にインドの覚者ニサルガダッタ・マハラジ『アイ・アム・ザット 私は在る』を推奨します。
この本によってニサルガダッタ・マハラジの名は世界的に知れ渡り、世界中から多くの探求者がタバコ屋を営んでいたマハラジの元に押しかけることになりました。
私見ですが、偽覚者のヘルメス某がこの本を意識して自著に「それは在る」というタイトルをつけた可能性はきわめて高いと思います。
本人が該当書の中でマハラジに言及していなかったのでなおさら怪しいです。
ラメッシ・バルセカール『誰が構うもんか?!』
おススメ度
真我実現(悟り)には大まかに分けると、ラマナ・マハルシが専門とするジニャーナ(知識)の道と、ラーマクリシュナらが推奨したバクティ(帰依)の道の二つがあります。
ラメッシ・バルセカールはニサルガダッタ・マハラジの弟子で、マハラジもどちらかといえばジニャーナの人だと思うのですが、ラメッシはバクティを推奨しています。
ちなみにネット上で「ラメッシは厳しい」と書いてる人がいましたが、そんなことはありません。
ラメッシは「すべては神の意志で自由意志はなく、個人的行為者もなく、したがって個人の責任もない」、「エゴには抵抗してはいけない」、「教えは忘れてもいい。理解することで自然に覚えられたことが重要だ」など、怠け者の修行者に好都合なことばかり言います。
生真面目な探求者には「あなたの頑張りは不要・不必要」と言われたような印象を受けるのかもしれませんが、いずれにしろラメッシの教えは探求者に大きな進展を与える力があると思います。
私も非常に影響を受けました。
『奇跡講座』(奇跡のコース)
おススメ度
『奇跡講座』は一般には「奇跡のコース」として知られ、その名で翻訳されている同書もあります。つまり翻訳版は複数あるということです。
以前買う際に色々調べた結果、中央アート出版社の『奇跡講座 上巻(テキスト普及版) 』を選んで買ったので、同書を推薦しておきます。
「奇跡のコース」は元々スピリチュアリティーに関心のなかったある女性医師の自動書記によって書かれた本で、スピリチュアルの世界では非常によく知られています。
私自身は深い影響を受けたということはないのですが、信頼性の高さから推薦することにしました。
難点は非常に難解であることと、分量が長大であることです。
目分量ですが、本編だけでも旧約・新約聖書の3分の2くらいの分量があります。
しかし一応はその問題点を解消するための解説書も豊富にあります。
また形式上の表現はキリスト教用語を用いているので、キリスト教に特別な思い入れがある人や元々クリスチャンである人にはお勧めです。
加えて、ワークは抵抗感がある人が実践しても意味があるとされるので、ワークで霊性の向上を得たいという人にはいいかもしれません。
ただし繰り返しますが本編は非常に難解かつ長大なので、「一応目を通してみよう」くらいの気持ちならともかく、本気で挑戦するならある程度の覚悟がいると思います。
まとめ
以上、
- エックハルト・トール『ニュー・アース』
- 『あるがままに ラマナ・マハルシの教え』
- ニサルガダッタ・マハラジ『アイ・アム・ザット私は在る』
- ラメッシ・バルセカール『誰が構うもんか?!』
- 『奇跡講座』(奇跡のコース)
この5書を推薦いたしました。