興味深い本を読んだのでご紹介します。
既に読んだことのある人には「今さら」という感じかもしれませんが、それはデーヴィッド・アイク著の『竜であり蛇であるわれらが神々』(原題は『Children of the Matrix(マトリックスの子供たち)』です。
この本は2019年にタイトルをそのまま『マトリックスの子供たち』とした新装版も出版されています。
日本語版は2007年ごろの出版ですが、この本では最近のいわゆる「陰謀論」(陰謀説)で主張されることがほぼ既に、しかもより精緻で説得力のある形で網羅されています。
というよりもむしろ、最新の陰謀説の種本(最初の大規模かつ重要な情報発信源)の一つがこれじゃないかという水準の本です。
デーヴィッド・アイクは欧米では結構有名な陰謀論者らしく、日本でいえばベンジャミン・フルフォードのような人なのでしょうか。
しかし私が読んだ印象では、フルフォードをもっと知的で論証的にした感じの人です。
フルフォードはほとんどの場合、その主張に繋がるような情報源を明かさずに言うことが多いですが、彼は典拠や証拠、推論の根拠などを丁寧に提示しています。
その『竜であり蛇であるわれらが神々(原題:マトリックスの子供たち)』の特に注目すべき記載として、いわゆる「レプティリアンのシェイプシフト(変身)」に関する無数の証言が取り上げられているということがあります。
そして『竜であり蛇であるわれらが神々(原題:マトリックスの子供たち)』は合計で1000ページもの分量のある2冊で邦訳されています。
だから「レプティリアンのシェイプシフト」というテーマだけに絞っても、すべて紹介しきるのが難しいくらいです。
それでも、なるべく印象に残った個所の要点を伝えるようにまとめてみました。
どうぞご覧ください。
デーヴィッド・アイク『竜であり蛇であるわれらが神々(原題:マトリックスの子供たち)』
レプティリアンには純血種と混血種がいる
まずこの本によるとレプティリアンには混血と純血種がいるとされています。
そしていわゆる「シェイプシフト(変身)」の能力は混血の過程で手にいれたものらしく、よってシェイプシフトは混血種に固有の特徴だといえると思います。
どのように混血が発生したかは、後述する証言の中でも説明されます。
レプティリアンの混血種と結婚した男性、フランス・カンプの証言
驚くべきことに、この本ではレプティリアンの混血種の女性と結婚・離婚を経験したという男性、フランス・カンプの証言が取り上げられています(それだけでなく、レプティリアンと性交渉したという女性の証言も登場します)。
フランス・カンプは元音楽教師のオランダ人男性で、カンプの妻は写真のモデルをしており、ある時に原因不明の肌荒れに悩まされたといいます。
その肌荒れとは、
- 最初に赤い斑点ができる。
- それが固く尖った薄片になった。
- 大きな大学で見てもらったが、教授にもそれが何なのか分からなかった。
- ありとあらゆる診療をしたが、結局原因不明だった。
というものでした。
さらに夜に夫婦喧嘩をした際に家を飛び出した妻を男性が追いかけると、車に乗り込んだ妻の目が光っており、その目から出た光はボンネットどころかその先の地面まで届くほどだったといいます。
しかし妻の正体について疑うようになっていた男性はそれに驚くことなく、むしろ「やっぱりか!」「思った通りだ」という感情を覚えたそうです。
マインドコントロールを受けた女性が目撃したシェイプシフト
証言者のうちでもっとも重要なのが、マインドコントロールを受け、そこから脱したという女性、キャシー・オブライエンです。
キャシー・オブライエンは洗脳から抜け出た後に、脱洗脳プログラムに関わった男性、マーク・フィリップと共同で『恍惚のうちに作り変えられるアメリカ』という本を出版しています。
彼女は自身がマインドコントロールを受けていた経験から、この体験もマインドコントロールの一環で一種の幻覚だと信じていたようです。
しかし著者のデーヴィッド・アイクは、多くのレプティリアンとシェイプシフトの証言と一致することから、これが幻覚ではなく実際の体験だと認定します。
おそらくこのキャシー・オブライエンの証言はもっとも衝撃的かつ決定的なものでしょう。
というのも、この女性は2人の「要人」のシェイプシフトを目撃しているからです。
米大統領、ジョージ・ブッシュ(パパブッシュ)のシェイプシフト
彼女はマインドコントロール中、ホワイトハウスで働いており、それはジョージ・ブッシュ米大統領、いわゆる「パパブッシュ」の在任期間中だったといいます。
その当時、彼女は多くのアメリカの政治家がレプティリアンの姿に変身(シェイプシフト)し、再び人間に戻ったかを語り、その政治家の中にはブッシュ父子が双方ともに含まれているといいます。
パパブッシュは堂々と、「自分たちは世界を支配している宇宙人の子孫だが、人間の姿をしているので誰も気づかないのだ」と彼女に語ったといいます。
また著者のデーヴィッド・アイクは、レプティリアンのシェイプシフトに関して世界中の数百もの証言者の証言を聞いており、その話の中でジョージ・ブッシュ(パパブッシュ)はもっとも多く登場する人物であると書いています。
メキシコ大統領、ミゲル・デラマドリがレプティリアンのシェイプシフトについて語った
さらに彼女は著書の中で、メキシコの大統領、ミゲル・デラマドリのシェイプシフトについて書いているといいます。
ここの証言は重要だと思うのでまるまる引用します。
「デラマドリ元大統領は、私に『イグアナ伝説』のことを語り、マヤ人はトカゲのような姿をした異星人の子孫であると説明した。
マヤのピラミッドや進んだ天文技術、それに処女の生贄の習慣も、トカゲ型宇宙人がもたらしたものだろうという。
デラマドリが言うには、異星人は自分たちが憑依できるような生物の形を作り出すためにマヤ人と交配し、そのとき、人間の姿とイグアナの姿を自由に行き来できるカメレオンのような能力を手に入れたのだそうだ。
デラマドリは、自分の体にもマヤ人(異星人)の血が流れているので『好きなときにイグアナの姿に戻れる』と言って、ブッシュ大統領が儀式(イニシエーション)で行ったのと同じようなホログラムを作ってみせた。
トカゲのような舌と目のホログラムが作り出した幻影で、デラマドリ元大統領はイグアナに変身したように見えた」
引用:デーヴィッド・アイク『竜であり蛇であるわれらが神々』(「第8章 変身する者たち」より)※読みやすいように改行を加えました
また彼女が語った、シェイプシフトが一見するところ「ホログラム」のように見えたという証言は重要なものだと思います。
彼らのテクノロジーもしくはサイキック能力の水準は、意図的に情報を制御された我々のいわゆる「現代科学」の水準をはるかに上回っています。
したがって、こうした「科学的常識」にとらわれたならばけっして見えてこない現実があるということです。
シェイプシフトのメカニズム
シェイプシフトの能力のメカニズムについて解説されていることは(私も完全に理解しきれていないので)詳しいは端折ります。
しかしその外観は要するに人間とレプティリアンのDNAコードが閉じているか開いているかによって決まるらしく、これを自由に開閉できるのがシェイプシフトの能力の本質だということです。
またデーヴィッド・アイクは、「内部情報」として、レプティリアンはそのシェイプシフトの能力を維持するために、人間の血を飲む必要があるとしています。
これが事実だとすればイルミナティの人間の生贄儀式の持つ重要な側面を解き明かすものです。
それが持つのは単なる悪魔崇拝的な意味だけだったのではなく、彼らにとって重要な実際上の必要から発していた可能性があるということです。
なぜ最近になってレプティリアンのシェイプシフトの目撃証言が多発しているのか?その理由
読者はもしかすると、
- 「いくら何でも人間に混じって爬虫類型宇宙人が生活していたなら、どこかで気づくはずだ」
- なぜ最近になって急に「レプティリアンのシェイプシフトの目撃証言」なるものが多発しているんだ?不自然じゃないか
そう考えておられませんか?
この本には一応、(納得できるかはともかく)その理由も書かれています。
それによれば、地球が「みずがめ座の時代」に突入し地球の持つ周波数が変わっているために、彼らはシェイプシフトで人間になった姿を保つのが以前より難しくなっている、ということです。
イギリス王室はレプティリアン種族
イギリス王室、特にエリザベス女王のレプティリアン疑惑はかなり有名です。
この話も、ダイアナ妃の親友だったクリスティン・フィッツジェラルドという心霊療法家や、アリゾナ・ワイルダーというイルミナティのマインドコントロールの犠牲者でそこから離脱した女性の話として、かなり詳しく記載されています。
後者は儀式でイギリスの王族のレプティリアンへのシェイプシフトと生贄の人の肉を食べる場面を目撃したといいます。
2人の証言はこうしたものです。
- ダイアナ妃はウィンザー家の人々(イギリスの王族)がレプティリアンであることを知っていたらしく、影では「トカゲ」「爬虫類」「あの人たちは人間ではない」とよく口にしていた。
- イギリス王室の人たちは実際の年齢よりずっと上である。クローン技術に類する方法で肉体を変えるだけである。彼らは爬虫類なので人間よりずっと容易にそのような技術を適用できる。(以上はクリスティン・フィッツジェラルド談、以下はアリゾナ・ワイルダーの話)
- エリザベス王太后(皇太后、1900~2002)のシェイプシフトを目撃した。そこで皇太后は2人の少年を生贄にして殺した。皇太后は弱々しい老女に見えるが、シェイプシフトすると1メートル近く背が伸び、怪力になる。
- エリザベス女王は生贄の儀式でシェイプシフトし、興奮のあまり狂ったように生贄の人間の肉を突きまくり、切り裂いた。その容姿は口がほとんどくちばしのように細長くなり、肌が白くなり、頭部にはこぶがある。女王は非常に攻撃的である。
- チャールズ皇太子が変身して同様のことをするのを見た。
- シェイプシフトしたアンドリュー王子の容姿はかなりトカゲに近い。
- 彼らは(王族の住居内では)人目があってもまったく気にしない。
そしてこれらを証言したアリゾナ・ワイルダーは、「でも一体誰にいえばいいのでしょう?一体誰が信じてくれるでしょうか?」と言ったといいます。
もっともな話で、そしてダイアナ妃の離婚の本当の理由とは、おそらくここにあったのでしょう。
最近、息子のヘンリー王子もメーガン妃とともに王室を離脱しましたが、もしかしたら関係あるんでしょうか?
エリザベス女王=レプティリアン説は2016年6月誕生日パレード中継で有名に
ちなみにエリザベス女王のレプティリアン説といえば、エリザベス女王は2016年6月11日の90歳の誕生日のパレードで、BBCの放送で目が一瞬真っ黒に変わるのが撮影されたことで大きく騒がれました。
時間にしてわずか3秒ほどだったようでしたが、多くの視聴者が驚き、Twitterでは「女王の指が緑色になり、鉤爪のようなものが見えた」「女王の目も黄色く、縦長の瞳孔だった」といった相次いで投稿される事態となったといいます。
しかもその投稿はなぜか次々に削除され、中にはアカウントごと抹消された例もあるそうです。
また注意していただきたいのは、この本(『マトリックスの子供たち』)の出版は2001年ごろ、日本での出版は2007年、、このパレードは2016年だということです。
つまりデーヴィッド・アイクはこの中継アクシデントから、女王に関する証言やレプティリアン説を作った(捏造した)わけではない、ということです。
その他のレプティリアンとシェイプシフトに関して
最初に述べた通り、『竜であり蛇であるわれらが神々(マトリックスの子供たち)』にはあまりに多くの情報がありすべてを紹介しきれません。
そこでここでは、その他のレプティリアン・シェイプシフトに関する興味深い部分をピックアップしてご紹介します。
LSD摂取によるシェイプシフト可視化
この本の下巻ではLSDの接種者である男性がトリップ中に興味深い「幻覚」を見たという話が紹介されます。
その男性はトリップ中、同じように薬物を摂取する仲間たちと談笑するのですが、常に決まって仲間が「トカゲのように見える」という幻覚を経験したといいます。
しかも不思議なことに、「トカゲのように見える」仲間は常に決まった顔ぶれだったといいます。
そう、もうお分かりだと思いますが、おそらくは幻覚ではない、ということです。
その男性は、そのトカゲのように見える仲間たちは決まって映画やテレビ番組を見ている最中、「ほらトカゲが来たぞ」と笑うという同じ反応を見せた、と語ったといいます。
『竜であり蛇である~』の中でこの「ほらトカゲが来たぞ」という言葉の意味は詳しく解説されてはいません。
しかし、おそらく彼らレプティリアン(の混血種)は同類のレプティリアンを知っている、もしくは知覚することが出来、それでトリップ中の意味不明な冗談のように装ってレプティリアンの血族同士だけが分かる指摘をして楽しんでいた、ということかと思われます。
超能力者はヒラリー・クリントンもレプティリアンだと指摘
またある超能力者の女性と話した時のエピソードとして、その女性は、
- ヒラリー・クリントン
- ヘンリー・キッシンジャー(アメリカの超大物外交官)
- ジョージ・ブッシュ
がレプティリアンに変身するのを見た、と語ったといいます。
ヒラリーに関連して、著者のデーヴィッド・アイクは、「レプティリアンは表情が変わっても目が変わらないのが特徴」と述べています。
ジャズ歌手、パメラ・ストンブルックのレプティリアン体験
他にも(日本ではマイナーな人みたいですが)ロサンゼルスのジャズ歌手、パメラ・ストンブルックの話として、
- レプティリアンに襲われたが開き直って自分から誘い性交渉した。
- 彼女はレプティリアンにネガティブな印象を持たず、「交流をもったレプティリアンには大きな敬意と深い絆を感じる」と語った。
と言ったという興味深い話もあります。
こうした彼女の豪胆さはデーヴィッド・アイクを感心させたようで、珍しくアイクはこの証言者を称賛しています。
レプティリアンとの交際・性交渉の証言は他にも取り上げられており、その中には(当初はそれと気づかず)2人のレプティリアン男性と付き合ったことがあるという女性の証言も紹介されています。
これで『竜であり蛇であるわれらが神々』について語りつくせたわけではないですが、とりあえず、もうキリがないのでこの辺で終わりにしておきます。
『マトリックスの子供たち(Children of the Matrix)』
この本について驚いたのはこれだけではありませんが、ここで語りつくすことは不可能でしょう。
この記事ではこれでも、なるべく受け入れられるような部分を取り上げたつもりで、人によっては(特に陰謀説に慣れていない場合は)受け入れにくい箇所も多々あると思います。
しかし「そんなの嘘だろ」と思った人は、現代が『マトリックスの子供たち(Children of the Matrix)』であることに注意してください。
真実と思っていたことが嘘、嘘だと思っていたことが真実であり、そして真実と思わされた嘘の世界でわれわれは家畜のように生きている、目覚めてそこから抜け出すべきだ、というのがこの本のタイトルの意味です。
ただし、レプティリアンと人類の歴史的な関わり、キリスト教の解釈など、人によっては関心が持てなかったり反発を覚えたりするかもしれず、また分厚い2冊もの本なので、購入して読む場合にはある程度覚悟を決めた方がいいでしょう。
また当然ながら、テーマがテーマなだけに推測で成り立つ部分もあり、すべてが真実かは分からないというのはあらかじめ留意すべき点です。
最初に述べたように、私が読んだのは旧版ですが、この本は2019年に『マトリックスの子供たち』として新装版でも出ています。
訳者は同じなので、読むならお好みでどちらでもいいんじゃないでしょうか。
私はけっこう翻訳本にはうるさい方ですが、個人的に日本語訳の文章は非常に自然で優れたものだと思います。