陰謀論を真実と見なすようになってからしばらくすると、私にはある不満が生まれました。
陰謀論を扱ったブログや有名SNSアカウントなどは数あれど、陰謀論初心者のために丁寧に発信されたものが少ないということです。
それでは既に陰謀論を真実と見なしている人や陰謀論を信じつつある人に刺さっても、懐疑的で慎重な人には刺さりづらいものです。
そしてTwitterなどの陰謀論アカウントはよく「自分で調べて下さい」という言葉を口にします。
その理由は「自分で調べ、自分で結論を出すことが重要だから」だといいます。
このような理由は一見聞こえも良いですが、簡単に言ってしまえば調べるための労を相手に丸投げしているだけのことです。
仏陀は弟子に対して「私は水飲み場にあなたを連れて行くところまではするが、それを飲むかどうかはあなた次第である」と言ったと聞きます。
この例えで言えば、「自分で調べて下さい」というのは、いわば「水飲み場すら教えない」という態度に他なりません。
それはあまりに無責任な態度ではないでしょうか。
そのため、ここで私は陰謀論の初心者のための入門編のような記事を作成しました。
そしてこの記事は陰謀論の「物証・証拠」ではなく「証言者」に大きく焦点を当てて作成されたものになっています。
それは私自身がそこに大きな説得力を感じて陰謀論が真実であると見なすようになったからというのが一つの理由ですが、もう一つの理由については本文中に解説しています。
だからといって私自身も、この記事が陰謀論を信じない万人を説得できるものだとは思っていません。「何に対して説得力を感じるか」というのは人によって様々だからです。
しかしそれでも私は、この記事が陰謀論に懐疑的な方、陰謀論の初心者のための「最初の水飲み場」を指し示すものになればいいと思います。
陰謀論入門【脱洗脳】3つの重要な証言からこの世界の真実を知る
物証ではなく証言から陰謀論を知る
この記事では物証ではなく証言者によって陰謀論の世界に入門していただきます。
物証は捏造・反証が容易
なぜそうするか?
その理由は幾つかありますが、その一つは物証は捏造することが比較的簡単だということがあります。
陰謀論について調べると、「こういう証拠がある!」と聞いて、「やっぱり○○は本当だったんだ!」と熱くなる瞬間が必ずあります。
しかし後に「それはガセです」という情報に出会ってゲンナリすることになります。
そういう経験を複数回重ねると、「やっぱり陰謀論は真実ではないのでは?」と元の懐疑的な立場に戻ることになります。
その物証は実際に捏造された証拠であったり、反証の方が真実でない場合があったりと様々でしょうが、要するに物証(と思えるもの)は後に覆されることも多く、決定打としての力に欠けることが多いのです。
しかし証言者についてはそのような捏造は容易ではありません。
そこでこの記事では証言者に焦点を当てた入門編を作成しました。
証言者についてチェックすべきポイント
証言者についてチェックすべきポイントはそれほど多くはありません。
大きく分ければこれだけチェックすればいいです。
- 名前・顔出しをしている。
- 嘘をついているように見えない。(嘘をつく理由がない)
- 妄想を語っているようには見えない。(正気に見える)
名前・顔出し
証言者がリスクを冒して名前、顔出しをしていることは重要です。
陰謀論を主張することは大きな社会的コストを支払うことになり、名前・顔出しをしてまでそれだけのリスクを冒しているならなおさら信用に値します。
欧米で有名な陰謀論者のデーヴィッド・アイクも、著書を出してから強い風当たりに晒されたといいます。
嘘をついているように見えない
次にその人が嘘をついているように見えないということ。
口さがない人は「金のため、有名になるためだ」と主張することもあるでしょうが、実際にはそれだけのリスクを冒す理由はほとんどありません。
だからこの点をクリアするのはそれほど難しくありません。
妄想を語っているように見えない(正気に見える)
何かしらの精神的な病で妄想を語っているように見えない、ということ。
また洗脳などで嘘をつかされている可能性があるかということ。
実際には陰謀論を当人に主張させることで得をする人というのは滅多にいないでしょうから、この点もクリアするのはさほど難しくありません。
3つの重要な証言からこの世界の真実を知る
ここから私から見てこの3点をクリアしている証言者を、一人ずつレベル1・レベル2・レベル3に分けてご紹介します。
陰謀論に関する証言者はこの3人だけではありませんが、証言者の多くは外国人であるため、日本語で容易に知ることができる(日本語翻訳されている)という点から選びました。
レベルが上がるにつれて陰謀論の全体像が見え始め、より高い視点で人類史を俯瞰できるようになります。
それぞれの証言者に関しての記述は、
- その証言者に関する簡単な説明
- 当ブログの該当記事
という順序で構成されます。
これから証言者を紹介しますが、一つだけ注意点があります。
常識からの乖離度で情報(証言)の真偽を判断するのはやめて下さい。
その一つの思考習慣を捨てなければ、山のように証拠を積まれてもあなたは何も変わらないままでしょう。
なぜなら、あなたがその時に判断の基準としている「常識」は、あなたが真実にたどり着くためではなく、あなたが眠り続けるようにメディアや悪い者たちによって与えられたものだからです。
実は、陰謀論の証拠・証言者のようなものは探せば幾らでも見つかります。
しかしこの思考の習慣を捨てられないために、多くの人が真実にたどり着く前に躓いて、元の眠りの中に沈んでいくのです。
だからそのことだけはあらかじめ注意しておこうと思います。
レベル1:アーロン・ルッソによる証言
一つ目はイタリア系米国人で映画関係者のアーロン・ルッソによる証言です。
このアーロン・ルッソの証言から、911の自作自演説が真実であることが分かります。
彼は友人であるニック・ロックフェラーという人物から911が事前に起こることを聞いていたといいます。
具体的には「911が起こる」と聞いたわけではなく、「大きなテロが起こる。そして『対テロ戦争』という大義名分から存在しない敵と戦うになる」と聞いており、911が実際に起こったことで「ニック・ロックフェラーが言っていたのはこれだったのか!」と気づいたといいます。
他にも彼は、ネットワークへの入会を誘われたが自分のポリシーから断った、ウーマンリブはCIAに支援された、その目的は税収増と子供を家庭から離して教育するためだった、などの興味深い話をしています。

レベル2:オランダ人銀行家の証言
二つ目は、オランダのエリート銀行家、ロナルド・ベルナルド(ロナルド・バーナード)による証言です。
この証言から、悪魔崇拝主義者(ルシフェリアン)による闇のネットワークが存在すること、彼らが子供を生贄にする儀式を行っていたことが真実であることが分かります。
ロナルド・ベルナルドは問題のある家庭で育ちますが、長じて自身の努力から実業家として成功し、特に銀行業で大きな収入を得るようになります。
彼は「良心をー100℃の冷凍庫に入れて」マネーロンダリングや通貨価値の操作などで財を築きますが、そんな中、顧客から誘われたルシフェリアンの会合で子供を生贄にする儀式を見て大きなショックを受け、ネットワークから離脱します。

蛇足ですが、ネット上では彼の証言はいわゆる「イルミナティに関する証言」として知られています。
ただ私が見た4編の動画の中では「ルシフェリアン」という言葉はあっても「イルミナティ」という言葉自体は使っていないようです。
レベル3:アレックス・コリアーによる証言
3人目はアンドロメダ人と接触して地球の本当の歴史、現状などを教わったアレックス・コリアーによる証言です。
彼の証言から、
- ポジティブな(良い)宇宙人とネガティブな(悪い)宇宙人がいる。
- ネガティブな宇宙人は地球人類を操作して歴史に介入してきた。
- ネガティブな宇宙人の代表格としてのいわゆる「レプティリアン(爬虫類型宇宙人)」は実在する。
ということが分かります。
彼は幼少期からしばしば宇宙人から接触を受けていたそうで、後にアンドロメダ人から多くの知識を教わります。
アンドロメダ人は悪しき宇宙人であるレプティリアンについて、肉食で人間の子供を好んで食す、また地球人類は特殊な遺伝子を持っており、アンドロメダ人は地球人全員を「まるで皇族のように見ている」といった興味深い情報を教わっています。

ただし彼の証言は古い情報で、こと現在の状況については彼が語っていた時ほど悲観的なものではないということを一言しておきます。
また彼は、証拠を基にした推論だけで「悪い宇宙人の地球人類操作」という結論にたどり着いた『エデンの神々』という著書を推薦していますが、これは別に読まなくていいです。
『エデンの神々』が優れているのは、かなり早い時期に「宇宙人の地球操作」という結論にたどり着いたことなので、それはそれで称賛に値することなのですが、現在はもっと研究が進んでいます。
(別に気になるなら読んでも構いませんが)私自身が読んだ実感から言えば、デーヴィッド・アイクの本を読んだ方が有益だと思います。
レベル1~3までの証言を統合する
そしてこれら3つの証言を統合すると、
- ネガティブな宇宙人による地球人類操作
- 彼らとルシフェリアンに代表されるネガティブな地球人との繋がり
- ネガティブな地球人によるテロ・戦争の自作自演とメディア操作
と、おおむねこのように上から降りてくる形での「陰謀論の全体像」が構成できます。
最後に
フェイクに注意
陰謀論の世界にようこそ。
もしこの記事があなたに刺さったなら、あなたは陰謀について自分から色々調べるようになるでしょう。
そのことに関して、注意しておきたいことがあります。
これからあなたは、必ずフェイク・デマを掴まされることになります。
先述したように「こういう証拠がある!」と聞いて、「○○の証拠だ!」と熱くなったものの、それが後に覆されることが必ずあるでしょう。
これらのフェイク・ガセは、おそらく陰謀論の信ぴょう性を落とすために陰謀論者に食いつかせるようにカバール・ディープステートが撒いた餌であったり、あるいは勇み足の陰謀論者が自説の正しさを証明するために捏造したものだったりするのでしょう。
また陰謀論者があくまでも「イメージ図」として映画やフィクション作品から借用した画像が、ネット上で流布されるうちに「証拠」として勘違いされたものもあるのかもしれません。(例えばTwitterでよく出回っている『檻に入れられた少女の画像』は映画の1シーンだそうです)
例えば私自身の経験でいえば、「マーク・ザッカーバーグのアドレノクロム使用発言」「ローマ教皇逮捕報道」が後でガセだったと知った経験があります。
(ただしマーク・ザッカーバーグはアドレノクロムを使用していない、ローマ教皇は逮捕されていない、と断定するわけではありません。その時、その個別の証拠として提示されたものがガセだった、というだけです)
しかしそれに懲りないでください。
「この一つがガセだったとしても、全体像は正しい」という信念を捨てないでほしいと思います。
論理的思考?
陰謀論者の中には、しばしば「論理的思考」という言葉を好んで使う方がいます。
その理由は、幾つかの証拠や状況証拠を「論理的」に考えるならば、陰謀が存在すると考えた方が辻褄が合うから、ということからでしょう。
しかし私はこの言葉が嫌いです。
この言葉は陰謀論者の「自分は論理的だ」という無意味な自惚れを感じさせるものですし、何より、非陰謀論者も非陰謀論者なりに「論理的に考えている」からです。
要するに情報の切り取り方次第では、どのような主張も「論理的」になります。
例えばわれわれが米大統領選の不正について「これこれの証拠がある」などと言えば、非陰謀論者はこう言うでしょう。
「え?ファクトチェックしてないの?○○というメディアのファクトチェックではそれはガセだよ」と。そして、「あなた、論理的じゃないね」と。
要するに選択される状況証拠や物証次第では、「陰謀論」も「非陰謀論」も、どちらもそれなりに論理的なのです。
別の言い方をすれば、反対側から見た場合にはそれぞれが非論理的に見えます。
自分が反対側からどのように見えるか知ることは簡単です。
あなたが反対論者を見ているように、反対論者はあなたを見ています。
つまり陰謀論者からは非陰謀論者は非論理的に見え、非陰謀論者からは陰謀論者が非論理的に見えるというわけです。
総括するなら、「反対論者は非論理的に見える」というだけのことです。
そしてこのような弱点は非陰謀論者だけにあるのではなく、万人のものです。
だから私はこの「論理的思考」という言葉は、(人によっては助けになるものの)多くの場合は無意味なものだと思います。
私なら「論理的思考」という言葉を使うよりも、それが相手に刺さる刺さらないに構わず、シンプルにこう言うでしょう。
「現実を直視してください」と。