この記事では、コブラレジスタンスの世界観・特徴を私なりに3つのポイントに絞って解説しようと思います。
前説:コブラレジスタンスの取っ付きにくさ
コブラレジスタンスの世界観の特徴を説明する前に、まずそれに抵抗を示す多くの人が感じているであろう、コブラレジスタスの取っつきにくさについて解説します。
一つに、コブラレジスタンスは(情報の細部については異同があるものの)通常の陰謀論そのものの上に立脚しており、陰謀論に対してアレルギーや一笑に付してしまう思考習慣のある人には、当然近寄り難いものとなっています。
この点はどの陰謀論系も同じだと思いますが、他にも敷居を高くしている特徴が幾つかあります。
たとえば私が当初抵抗を感じたのは、アセンデッドマスターなどスピリチュアルな存在について、コブラが実在性・リアリティのあるものとして語っているということです。
私も含め、特に男性の方は、「アセンデッドマスターのようなスピリチュアル系は女性の好むもの」という先入観を持っている方も多いだろうと思います。
他にも、様々な聞き慣れない述語が登場し、コブラ更新記事で語られる言葉や掲載されているグラフなども、よく意味が分からないことが多いです。
しかし、まさにこの点が、私がコブラレジスタンスの特徴の一つ(あるいは二つ)といえる点に繋がりを持つものです。
コブラレジスタンスの世界観を特徴づける3つのポイント
1、情報の優れた統合性
端的にいえば、それは情報の優れた統合性です。
たとえば、我々の中にはケネディ暗殺には何かしら大きな陰謀の影があったと感じる人も、911や311の陰謀については一笑に付す場合も多くいます。
また、我々の多くは心霊話(怖い話)を聞くのを好み、くわえて、多くの場合、それを話す人が嘘を話しているとは思わないことが多いです。
これは裏返していえば、心霊のようないわゆる「非科学的」な現象の実在性を、我々は心のどこかで信じている、ということです。
ところが、現代人である我々の生活基盤の根底にある「科学」の分野になると、そういう話は一切せず、霊魂や死後の世界などはいわば「ないもの」として扱われる傾向にあります。
また我々は昔の悟りを開いた人(日本でいえば道元や白隠禅師)について一定の敬意や特別な印象を持って語ります。
そして覚者(悟りを開いた人)は、「悟りを開くと輪廻から解脱する」とか、「意識が存在する全てであり、それ以外は幻想である」とか、「思考や身体を同一視する習慣のために多くの人は実在を知らずにいる」とか、科学や常識の観点からはまったく理解不能なことを真理として語るのです。
しかし、同じく科学の分野の中では、悟りも「ないもの」のように扱われるか、一種の特異な心理状態(平たくいえば一種の特異な妄想)として解釈されるのが一般的です。
また我々はUFOの目撃談や宇宙人(グレイ)による誘拐などについて語り、コブラレジスタンスのことを信じない人でも「宇宙人は存在しているのではないか」と漠然と感じています。
つまり感覚的・直観的には、地球に訪れている宇宙人(異星人)の実在性について、ある程度の信認を与えています。
ところが、いざ政治家などが「宇宙人による地球侵略の可能性」などについて言及すると、メディアや世間はそれを嘲笑的に扱い、それに一種の失言や奇癖の露呈などとして解釈する場合が多くあります。
また、毎朝のニュースで星座占いなどを見て一喜一憂するのは何も珍しいことではありませんが、星の運行が人間の運勢に影響を与えることは「科学的」には否認される傾向にあります。
言い換えれば、我々が生活上で少しずつ信認を与えている諸分野は、それぞれにタコツボ化しており、相互に非干渉であるべし、ということが暗黙の了解になってしまっています。
本来これは不自然なことです。
なぜなら、真偽については事実か、そうでないか、二つに一つしかなく、幽霊だろうとアナリストの言葉だろうと、真実ならばそれが同列に語られるべきだからです。
ところが我々は、それぞれ別々には少しずつ信認を与えているような情報が、別の分野に出現したり一か所に集まった場合には、それらを突然信じなくなってしまうのです。
しかし、コブラレジスタンスの情報の中では、これらの情報が量子力学やタキオンなどの高度科学・先進科学の分野も含め、すべて統合的に提示されます。
列挙すると次のようなものです。
- 基礎的な陰謀論(イルミナティ・カバール・コロナ陰謀など)
- スピリチュアリズム(神智学・アセンデッドマスター・チャネリング等)
- 悟り(仏教やヒンドゥー教などの諸宗教の核心部・最良の部分)
- UFO学・異星人(NASA、SSP、ポジティブET・ネガティブETなど)
- 天文学・占星術(天体の運行が人間に与える影響)
- 高度科学(量子力学・タキオン、フリーエネルギーなど秘匿された特許技術)
つまりコブラレジスタンスの中では、我々の日々の生活の中でタコツボ化して、相互に不干渉になっている情報が、同じCOBRAという情報源の中で統合的に語られている、ということです。
一方、これが先にコブラレジスタンスの取っつきにくさにも通じている、としたのは、我々は誰しも特定分野の情報の食わず嫌いを傾向があるためです。(私がアセンデッドマスターのようなスピリチュアル概念を嫌ったように)
つまり陰謀論を受け付けてもスピリチュアリズムは受け付けない、高度科学は受け入れてもUFOについては受け付けない、悟りや覚者は受け入れても占星術や天文学は受け付けない、と個々にとって抵抗のある分野が、その人を遠ざけてしまうのではないかと思います。
しかし、このような多様な分野に横断する特徴は、コブラレジスタンス以外の陰謀論系では類を見ず、その点を私は情報の優れた統合性と呼んでいるのです。
そしてコブラレジスタンスの情報の統合性は、(コブラの情報が正しいとすれば)イベント後の未聞の時代の到来、スピリチュアリティーについて科学的に、科学についてスピリチュアリティーの観点から評価する、という従来はあり得なかった未聞の時代の到来を約束するものといえます。
2、我々は地獄に住んでいるのに「これが普通の人生だ」と思わされている
A: プレアデス人、シリウス人、アンドロメダ人などは、現在の私達人類の状況をどのように見ていますか?
C: この時点では、それらの種族のほとんどは、この惑星の地表を地獄のようだと思っています。それぐらいポジティブで楽園的な環境に住んでいるということです。ですからある意味、関わりたくないと思っていますが、関わっている理由が一つあります。それは、人類への思いやりです。彼らは、私達をこの状況から救い出したいと思っています。
コブラレジスタンスの世界観を特徴づける二つ目のポイントは、我々は地獄に住んでいるのに「これが普通(当たり前)の人生だ」と思わされている、ということです。
コブラレジスタンスでは、闇の勢力のトップグループであるキメラやアルコンといった、他の陰謀論系ではない存在が登場します。
特にアルコンは、我々の転生の主として君臨し、複数回の前世での生誕前に繰り返し悪い契約を結ばせて我々の人生がいい方に向かわなくしたり、スターシードが自分の使命を果たしづらくしたりするなど、様々な悪い影響を与えているといいます。
これはコブラに言わせれば、(状況は良い方に向かいつつあるものの)「地球は闇の勢力による隔離化にある」ということです。
他の陰謀論系でも、多くの場合、金融システムの不正をはじめとする悪しき操作によって、人類の幸福が阻害されている、という見方が一般的です。
しかし、コブラレジスタンスの中では、このような人類の悪い方向への操作は他の陰謀論系よりもはるかに根深いものだった、という情報が提示されます。
ベールによる地球隔離
コブラによれば、宇宙には人間にポジティブな影響をもたらすタキオン粒子が満ち溢れているのですが、地球はアルコンのベールという技術によって隔離状態にあるために、それが我々に届くことはありません。
ベールの機能は他にも『地球をめぐる銀河戦争の終結』で次のようにまとめられています。
- 人類の意識の悪化、マカバとライトボディの非活性化。
- 自由意志とポジティブな行動の抑制。
- 知性(思考、集中力、判断力)の低下。
- 性意識と愛の分離による男女関係の悪化。
- 貧困のイメージの投影により、貧困を引き起こす。
- 不健康な食習慣と肥満のイメージの投影により、それらを引き起こす。
- スパイ機能。エーテル界から物質界の全ての活動を監視。
- 「プラズマ・インプラント」の埋め込みによる、前世や過去世の記憶の消去。
- 死後、魂の存在になっても地球外に脱出できないようにする。
陰謀論界隈では「マトリックス」という言葉が好んで使われますが、通常それはメディアによる情報統制によって悪い現状が維持されることを指しています。
しかしマトリックスの具体的な意味は、私が思うにこのベールによる地球隔離を指しています。
ベールはおおむね、監獄における鉄条網や鉄格子と同じ意味を持ちます。
COBRAは2014年にロシアの軍用機に乗せてもらい、ベールを越えたそうですが、そこでタキオン粒子を浴びて、爽快感と平和、天使の存在を感じたといいます。
これは多くの宇宙飛行士が「なぜ地球外に出る経験をすると信仰に目覚めるか」という謎を解き明かしてもいます。
思うに、ベールは我々のスピリチュアリティの進展を大きく阻む障壁ともなっています。
なぜ歴史上、数多くの覚者が出て悟り(真我実現)についての知識を説いたのに、これほど実際に真我を実現させる人が少ないのかといえば、このような障害に我々が囲まれているからです。
コブラはタキオン化された製品の有用性をしばしば説いていますが、ベールが解かれて地球がタキオン粒子を浴びるということは、地球丸ごとタキオン製品になるに等しいことです。
大手メディアによるプロパガンダ
コブラにいわせれば、この地球は銀河で最後に残った闇の勢力の拠点であり、そのために彼らは死に物狂いの抵抗をしています。
そして未だに大手メディアを支配しており、陰謀論を虚偽だというデマ情報をまき散らして、自分で熱心に探究しない人やその暇のない人は、そのプロパガンダをそのまま信じてしまっています。
ヒトラーは新聞によるプロパガンダについて次のように言っています。
「新聞はピアノの鍵盤である。 たたき方によって、天国を地獄に、地獄を天国に思わせることも出来る」
そして我々は、闇の勢力が支配する拠点の内部で生活し、彼らの眼に見えない様々な最悪の操作の元で生活をしているにも関わらず、「これが当たり前の人生なのだ」と思わされているのです。
これこそ私が、我々は地獄に住んでいるのに「これが普通の人生だ」と思わされている、という言葉で表現したかったものです。
海野いるか氏もこのような地球環境について、コブラレジスタンスを解説した著書『地球をめぐる銀河戦争の集結』で、「地球は魂の学校という考えは間違い。実際には『地球は解放される必要のある監獄』が真実だ」と的確に要約しています。
3、女神エネルギーの重視
三つ目の特徴は、女神エネルギーを重視することであり、これは言い換えればジェンダー論(男女観)が大きく転換されることを意味します。
ジェンダーという言葉はフェミニズムに特徴的な用語です。
あくまでコブラ自身は私の知る限りフェミニズムの「フェ」の字も出していないことを承知で読んでほしいのですが、コブラレジスタンスはフェミニズムについて興味深い立ち位置にあります。
コブラレジスタンスでは、地球ではアルコンら闇の勢力によって女神エネルギーが嫌われ、女性が差別・抑圧されて、その女性的なエネルギーと男性的エネルギーのアンバランスさの元に彼らの支配を成立させている、としています。
さらにアルコンの悪しき操作は男女の性質への操作にも及び、「インプラント」と呼ばれるものを人間に植え付け、これが男女の根本的な背反・対立の原因になっている、とします。
これは私なりに解釈すれば、コブラレジスタンスは「女性の抑圧・差別」という基本的点についてはフェミニズムに同意しながらも、その根本的な部分について「闇の勢力の操作」というフェミニストが思いもよらない点に原因を求めている、ということです。
これは従来のジェンダー論を一変させるもので、フェミニズムの大筋については認めつつも、人間の男性を一方的な加害者にしないという点で、我々にジェンダー論(男女観)のバランスの取れた視座を提供しています。
まとめ
ということで、「コブラレジスタンスの世界観と特徴」として、
- 情報の優れた統合性
- 我々は地獄に住んでいるのに「これが普通の人生だ」と思わされている
- 女神エネルギーの重視(ジェンダー論の転換)
という3点を解説いたしました。