トランプ陣営のサポーターが熱心に視聴しているYouTubeチャンネルとして、『BBニュース』があります。
彼は動画でしばしば「ワシントン、アース・アライアンスからのメッセージ」あるいは「ワシントン(NSA & アースアライアンス)からのメッセージ」と題して、ホワイトハットのメッセンジャーとして活動しています。
このメッセージの内容はほぼ完全に石川新一郎チャンネルと同様であり、このことはBBニュース自体が動画の中で認めていることです。
したがって、BBニュースの信頼性・信ぴょう性は石川新一郎チャンネルのメッセージの信頼性とも関わってくることになります。
この記事では『BBニュース』の信頼性について、「アース・アライアンス」という組織がどんなものなのか、『BBニュース』とは別のソースから確認することで検証しようと思います。
結論からいえば、私が確認した範囲では「アース・アライアンス」は秘密宇宙プロジェクトを構成する一組織であり、それは闇の勢力の打倒と新たな経済システムの樹立を目指しているものと説明されているので、一定の信ぴょう性がある、という内容になります。
BBニュースの信ぴょう性・信頼性は?アース・アライアンスとは何か
秘密宇宙プロジェクトの内部告発者、コーリー・グッドによる証言
この情報を私がどこで見つけたかというと、『SECRET SPACE PROGRAM いま私たちが知って受け入れるべき【この宇宙の重大な超現実】 陰謀論をはるかに超えていた《リアルUFOと異星人》』という書籍です。
著者は高島康司氏であり、彼は「ヤスの備忘録2.0 歴史と予知、哲学のあいだ」というブログを書いています。
今回参照した書籍の内容は主に宇宙人に関する証言をめぐってであり、ここで扱われる「秘密宇宙プロジェクト」とはその名の通り、米政府の秘密の宇宙プロジェクトの内部告発者の証言を扱ったものです。
この「秘密宇宙プロジェクト」の内部告発者は本書において2人登場するのですが、その一人のコーリー・グッドが、「アース・アライアンス」という組織に言及しています。
アース・アライアンスとは何か?
コーリー・グッドはこの著書の中で、「秘密宇宙プロジェクト」は単一の組織ではないことを説明しています。
それは大まかに6つの組織に分けられるのですが、その中に「アース・アライアンス」という組織が存在します。
アース・アライアンスは闇の勢力打倒と新たな経済システム確立を目指す
まず彼によれば、「秘密宇宙プロジェクト」は相互に関係の薄い巨大組織の集合体であり、それぞれが異なった宇宙人の後援を得て、高度なテクノロジーを提供されている、ということです。
その内訳は先述の通り大まかに分けて6つあり、次のように整理されています。
- ソーラー・ワーデン(Solar Warden):レーガン政権の「戦略防衛構想(SDI)」から始まった組織でもっとも古い組織の一つ。別名「太陽の監視人」
- 惑星間共同複合企業(ICC):世界の主要企業が組織する共同企業体。各企業から取締役会の代表を派遣。秘密宇宙プロジェクトの惑星間インフラ建設を担当するという。
- ダーク・フリート(Dark Fleet)複数存在する極秘の軍事組織を統括する上位組織。太陽系外で活動している宇宙艦隊。
- グローバル・ギャラクテイック・国家連合:外宇宙で人類が行う秘密の活動を守るための組織。国連に似ており、参加各国にそれぞれの担当部分がある。
- 地球同盟(Eaeth Alliance)コーリー・グッドら関係者の間では「シンジケート」、一般的には「イルミナティ」と呼ばれている闇の勢力を打倒し、新たな経済システムを形成することを目的とする組織。G20のロシアと中国が中心的な勢力になっている。
- 秘密宇宙プログラム同盟(SSP Alliance)ソーラー・ワーデン離脱グループが結成したもので、極秘宇宙プロジェクトの情報公開と地球外生物の高度テクノロジーの利用を主張する組織。証言者のコーリー・グッドはこの組織にリクルートされ内部告発・情報開示を行っている。
5番目にBBニュースに情報を送っている「アース・アライアンス」と同名の組織、「地球同盟Eaeth Alliance(アース・アライアンス)」があることが分かります。
くわえて活動内容の説明でも、非常にBBニュースのメッセージ中の組織と性格が近いようです。
アース・アライアンスが打倒しようとしている「闇の勢力」
また実際の著書の中ではワードの配置位置のせいでやや分かりにくく紛らわしい書き方をされているのですが、おそらく1~4の中には闇の勢力と関係の深い組織がある、と読み取れる記述があります。
整理してみるとアース・アライアンスが打倒しようとしている「闇の勢力」の説明として、
- コーリー・グッドら関係者は「シンジケート」と呼んでおり、一般的には「イルミナティ」と呼ばれている。
- 地球の政治経済システムを支配し、人類のコントロールを目指している。
- こうしたグループは一つではなく、それぞれが異なったアジェンダを持って活動している。
とされています。
ちなみに私の理解では、コーリー・グッドらが「イルミナティ」ではなく「シンジケート」と呼んでいる理由として、実際にはイルミナティには一般に信じられているような人類支配を目指す悪の勢力だけが存在するわけではないからだと考えています。
レオ・ザガミなどのイルミナティの内部告発者によれば、イルミナティは古代から存在しており、本来は現在信じられているような組織ではなかったといいます。
レオ・ザガミだけではなく、他のネット情報でも高位のイルミナティ幹部が匿名でそのような弁解をしているのを読んだことがあるので、これは実際に正しいと思われます。
したがって、イルミナティの人類支配を目指す一派とそれらと結託しているイルミナティ外部の者たちを総称して「シンジケート」と呼ぶようにしているのだと推測できます。
またトランプがけして「イルミナティ」という言葉を使わず、その代わりに主に「ディープステート」という言葉を使うのは、トランプらもこうした事情を知っているからではないかと考えられます。
同名の別組織の可能性は?
やや意地悪い検証ですが、この「アース・アライアンス」が同名の別の組織である可能性はあるのでしょうか。
ざっと調べてみましたが、少なくともGoogle検索ではBBニュースに関するものを除けば、他にはレオナルド・ディカプリオが設立した同名の環境保護団体が出てくるだけで、もちろん組織の性格がまるで違うので別物だと判断するのが妥当だと思います。
したがって現在アクセスできる範囲では、参考書籍における記述の「闇の勢力の打倒」はディープステートの打倒とほぼ同義であり、新たな経済システム確立を目指しているという点でも符合しているので、いちおう同じ組織と判断していいだろうと考えます。
また中心となっている国の一つとして「ロシア」の名が出てきますが、ロシアのプーチンはQアノン周辺やBBニュースなどのメッセージでは、もっぱらホワイトハットとして扱われていますので、その点でも符合します。
気になるのはもう一つの中心勢力としての「中国」ですが、(日本人のイメージはあまり良くないものの)習近平は同じくこれらのメッセージでホワイトハットとして名前が出たことがあるので、一応その点でも矛盾はしていないといえます。
著者の高島康司氏の立ち位置が信ぴょう性を補強
この情報の信ぴょう性は、著者の高島康司氏の立ち位置によってより一層補強されます。
なぜなら、高島康司氏はゴリゴリのQアノン・トランプ支持者ではなく、中立的な立場からQアノンやトランプを分析しているからです。
興味深いのは、この調査のターゲットに「Qアノン」が入っていることだ。バイデン政権は「Qアノン」が国外の勢力が仕掛けたものではないのかと疑っている。これから「Qアノン」の背後にいる勢力が分かってくることだろう。
— ヤス (@ytaka2013) January 23, 2021
BBニュース・石川新一郎チャンネルの信ぴょう性はある程度保証できる
というわけで、この記事の結論をまとめると、
- 「アース・アライアンス」は秘密宇宙プロジェクトを構成している一組織である可能性が高い。(ただしコーリー・グッドの説明通り、そのアジェンダは他の秘密宇宙プロジェクト内の組織とは異なる)
- それはBBニュースで伝えられるようにディープステート(闇の勢力)の打倒と新たな経済システムを目指している。
- したがってBBニュースの信ぴょう性はある程度確かである。
- そこから、同じメッセージを発信している石川新一郎チャンネルの信頼性・信ぴょう性も同じ程度に保証できる。
というものになります。
もちろん疑おうと思えば、「そもそもBBニュースのメッセージが本物のアース・アライアンスから送られている保証はあるのか」という話になりますが、それは我々には確かめようのないことであり、それどころかもしかするとBBニュース発信者当人ですら確認しようのないことでしょう。
だからこれが現時点では我々に可能な調査の限界であると私は思います。
おまけ:アース・アライアンスと宇宙人の高度テクノロジー
蛇足かもしれませんが、秘密宇宙プロジェクトのそれぞれの組織はそれぞれ別の宇宙人の協力を得て、高度なテクノロジーを提供されている、という記述に注目してみます。
するとアース・アライアンスも何かしらの異星人と結びついていることになります。
残念ながら取り上げた著書は「アース・アライアンス」の記述が中心ではなく、証言者のコーリー・グッドの所属する「秘密宇宙プログラム同盟」に関する情報がメインとなっているので、アース・アライアンスがどのような異星人の協力を得ているのかは不明です。
ただし以前から、トランプらは量子コンピューターをはじめとする高度テクノロジーを活用しているとされていましたが、その技術の出所は、ニコラ・テスラやその他の科学者が開発して秘匿されてきたテクノロジーだけでなく、アース・アライアンスの協力者の異星人からもたらされた可能性もあることになります。
この記事は以上になります。