フェイク?未来人を名乗るエイリアンインタビュー|拷問の場面も

異星人・地底人

ちょっと偽物臭いですが、「エイリアンインタビュー」と題された興味深い動画がYouTubeに挙げられています。

動画はそれ自体の説明によれば1964年に撮影されたものだとされています。

これの日本語版で3つの動画があがってるのでご紹介します。

フェイク?未来人を名乗るエイリアンインタビュー|拷問の場面も

動画1「我々は進化し、神も神話の類も不要となった」

イ=インタビュアー
エ=エイリアン

イ「(カメラマンに)録画しているな?(エイリアンに)出身の惑星を教えて下さい」

エ「地球だ」

イ「確か、昨日は旅をしてきたと言っていましたが。ここまで何千光年もかかった、と」

エ「そうだ」

イ「本当のことを言ってください、さもないと」

エ「本当のことだ。私は地球出身だ。あなたたちの未来からきたのだ。時間を旅することは、空間を旅するということだ。時間を旅することにより空間の相違を埋めるのだ」

イ「つまり、宇宙人が我々の未来の地球を乗っ取ったということですか?」

エ「違う」

イ「それではあなたは人間なのですか?」

エ「進化によって生まれた子孫だ」

イ「では、つまりあなたは我々から進化したのですか?」

エ「そうだ」

イ「今、ここで何をしているのですか?」

エ「観察しに来た。というのも、証拠が破壊されたからだ」

イ「どのようにして?」

エ「核戦争だ。わずかな数だけが生き残った。それが我々の先祖だ」

イ「ではあなたの時代について語ってくれますか?」

エ「あなたには我々の時代のいろいろなことを理解することもできないし、受け入れることもできないだろう」

イ「理解できないかどうか試してください」

エ「宇宙の起源であるとか、命というものについて解明されている」

イ「では、あなたは命の意味を知っているのですね?」

エ「意味ではない、本質だ」

イ「どう違うんですか?」

エ「意味とは筋が通るように理由をつけたものだ。本質とは客観的な現実だ」

イ「それでは、あなたは宇宙がどのようにして創造されたかどうか知っているというのですか?」

エ「そうだ」

イ「ならば、あなたは神を見たということですか?」

エ「我々は迷信を信じる必要がないほどに進化した。神も神話の類も不要となったのだ」

イ「いいでしょう、じゃあ教えて下さい。人は死んだらどうなるんですか?」

エ「死は人間が作り上げた解釈だ、死など存在しない。あなたたちは命の実例を経験し、これまでも経験してきたのである。あなた、私、彼、だれであろうと。私たちは同じ生命の実例である。あなたたちが死と呼ぶもので分けられているだけだ」

イ「ちょっと整理させてください。死は存在しない。我々は互いの生を経験するということですか」

エ「本質的にはそうだ」

イ「では宇宙はどのようにして創造され、どうして我々に都合よく創られているのですか?」

エ「数えきれない無数の宇宙が存在し、それぞれの宇宙は異なる物質的特性を持っている。すべての宇宙が生命を育んでいるわけではない。それはあなたたちが知っている通りだ。我々はいわゆる生命を育む宇宙の一つにいる。それだけの話だ」

イ「次の質問に移ります。どうして我々は核戦争で滅んでしまうのですか?」

エ「ドグマ」

イ「もう少し具体的に教えて下さい」

エ「政治的そして宗教的ドグマだ。それがあなたたち種族の重大な対立の根源だ。次の世紀にはドグマに支配された国々により、大量破壊兵器が使用され、それによってあなたたち種族は滅びるのだ」

イ「OK、最後に一つだけ質問があります。あなたたちの道徳感を教えて下さい。あなたたちの倫理観の根幹は何ですか?」

エ「哀れみと、証拠(エビデンス)だ」

イ「なるほど、わかりました。これで終わりです、ありがとうございました」

動画2「創造主は存在せず、生命は宇宙の物理的必然にすぎない」

こちらは先ほどの動画と違い、エイリアンは机に座っているのではなく両手を拘束されて立っている状態で問答されています。

説明:これは政府機関で発見された数ある中の16mmの未公開フィルムの一つです。元の品質をそのまま維持するため、HDでデジタル化されたものであり、映像自体に合成などの編集は一切加えられていません。

プロジェクト ブルーブック
プロジェクトナンバー:220675
1964/7/9

質問者「彼は話せるか?」

別の人「ええ、少しの間は」

質「私が怖いですか?」

?「君がしなければいけないからね」

質「OK、では、あなたは未来から来たと言いましたね。そして人間の進化的子孫であると。しかし、また別の種族でもあるとも言っていましたね。その種族とは一体何ですか?あなたは人間の種族ですか?違うんですか?」

エ「我々はホモ・サピエンスの進化的子孫です。しかし、もはやあなた方の種族と交配することができません。ですので、我々は新しい種族です」

質「ではどうやって英語を話せるようになったんですか?答えて下さい。答えなければスコポラミン(化学薬品)による別のラウンドが待ってますよ。(おそらく拷問のこと)」

エ「???を崩壊する(何か喋ってるが聞き取りづらい)」

質「分かりましたか?」

エイリアンがうなずく。

質「よし、どうやって英語が話せるようになったんですか?」

エ「あなたたちの言葉を学びました。これは必要不可欠なことです。あなたたちの種族を理解する上において」

質「だからちょうど英語を選んだんですね。なぜなら、あなたはとても賢いから?」

エ「比較的には、そうですね」

質「あなたは宇宙の起源を知っていると言いましたが、そのことを説明しませんでしたね。だからまた質問します。宇宙はどのように作られたんですか?」

エ「あなたには理解して受け入れることはできません、存在の真実を説明したところで」

質「質問に答えるんだ」

エ「宇宙は創造されてはいないのです」

質「だが、『無(何もない空間)』から何かを創ることはできない」

エ「その通りです」

質「ほら、そうではないか。創造主だけが『無』から何かを創ることができる」

エ「それは間違いです」

質「あなたの言っていることは矛盾していますよ」

エ「『無』は定義上、存在しません」

質「それで?」

エ「『無』は存在できないのだから(それ以外の)残ったものが『存在』です。『存在』は無限なのです。それには終わりがなく、始まりもありません。したがって、宇宙の創造者は存在しないのです」

質「だが、あなたは宇宙に起源があると言いましたよね」

エ「はい」

質「ですよね、あなたは嘘をついてますね」

エ「(吐息のような音)・・・この宇宙は『存在』そのものではありません。厳密には、『存在』の中の無限に小さな部分なのです」

質「だからですね、あなたの話していることは馬鹿げていますよ。再び言いますが、宇宙はどのように奇跡的に作られたのですか?」

エ「『この宇宙』(おそらく銀河系)は自発的に起こった出来事です。それは『存在の永遠』がある以上、必要不可欠なことです。あらゆる出来事が可能で、そして起こりました。この宇宙を含んだ無数の宇宙があります。事実上、すべての宇宙が生命を抱くことが出来ません。この宇宙は偶然にもそれが出来て安定しています。そして偶発的に、生命を抱く力を持っています」

質「それで生命は「まさに起こった」のか?」

エ「この宇宙においては、そうです。生命はこの宇宙において物理的性質の必然的な結果にすぎません」

質「では私たちは、単なるランダムな産物にすぎないということか?」

エ「そうです。この宇宙は、生命に関しては無関心です」

質「どうして」

エ「この世、そしてすべての世界の生命は破壊されることもありえます。いつでも起こりえます、多数のランダムな出来事によってです」

質「どのような?」

エ「あなた方の表現で言うと、スーパーノヴァ(超新星)、太陽フレア、小惑星の衝突など」

質「だから宇宙は、私たちが生きていようが死んでいようが気にしないのですか?」

エ「そうです」

質「私はそれを二度と信じませんね。私たちはランダムではなくて、それ以上の存在です」

エ「私は言いましたよね、あなたには受け入れることができないと、『存在の真実』を」

質「ではもし我々が単なるランダムならば、この宇宙に意味がないではないか」

エ「それは正しいです」

質「だからもし宇宙に意味がなければ、生きている意味はないですよね?」

エ「意味はあります」

質「あなたはまた今、矛盾していることを言いましたよ」

エ「意味は『心の中』に生きるのです(Meaing lives in the min.)」

質「いやいや、おかしい、それだとあなたは人生を有意義に送れないですよ。生きている意味が何らかの形で作り上げられていなければね」

エ「あなた方の種族は、意味を想起して作り上げるんです。しかし、それが誤った信念の元で動いてしまいます。その意味(生命)は、神などの神秘的な計画なのだと。そうではないのです」

質「では意味(生命)とは何なんですか?」

エ「『意味』は、あなた方自身が作っているのです」

質「よし、次にいこう。我々が種族として滅んでしまうと言いましたよね。だから教えて下さい。核戦争はいつ始まるのですか?」

つづく

動画3「この国である男性が核戦争を起こす」

こちらの動画の序盤で電気ショックで拷問してるような場面があります。

質「だから言うんだ。核戦争はいつ始まるんだ?」

エ「私は歴史を変えられる立場ではありません」

(カメラのフラッシュのようなもの、エイリアンが悶えるので電気ショックの拷問にも見える)

質「いいですね、だから今言うんだ。いつ核戦争が始まるんだ?」

エ「それはわずか半世紀後、今この時点からです。(前の映像の説明から計算すると2016年前後)」

質「誰によって?」

エ「核戦争はこの国で始まります」

質「本当か?われわれが?」質問者B「どのように?」

エ「ある男性があなたの国を簡単に支配してしまいます。そしてその責任を負うのはあなた方ほとんどです」

質「面白い、それで彼は今生きているのか?」

エ「はい」

質「では名前を言うんだ、彼を殺す」

エ「それができません。名前が消されてしまったのです。私たちの歴史的記録から。私たちは殺人によって歴史を変えることが許されていないのです」

質「では彼は何をするかを言ってくれ」

エ「彼は民主主義の仕組みを弱めます。多くの人間たちにアピールするという(呼びかけ、訴え、主張)最も原始的本能を使ってです。怖れ、部族主義(宗派、組織、仲間意識)、政治と宗教のドグマ(独断的な思想)、これらが要因で国際的に非難が起こります。それに応じて彼は先制攻撃を命じます。そしてこれが世界的な核戦争へと広がります」

質「だから私たちが破滅するのか」

エ「そして時代が切り替わります。たった数百万人の生き残りの時代にです」

質「「たったの」数百万人か」

エ「結果として放射能があなた方の種族のほとんどを絶滅させます。私たちの種族は進化の結果こうなりました」

質「ではこれを食い止めるにはどうすれば?」

エ「『民主主義』を守ることです、政治と宗教のドグマから、方針の拒絶から、それ(民主主義)を守るんです、今この時点であなた方の民主主義は安定しています。ですがこれは半世紀の間だけです」

質「OK、だからもし破滅に導く狂人を食い止めれば我々は大丈夫なんだろ?」

エ「いいえ」

質「しかしあなたは、彼を食い止めればわれわれは破滅しないと」

エ「あるんです、あるんですよ、別の脅威が」

質「それはなんだ」

(エイリアンがなぜか悶え始める)

「つづく」と出ますが、他の動画は見つかりません。

動画の信ぴょう性は

口の動きがあってないように見える箇所もあるので、ちょっと嘘臭いですかね。

最後にエイリアンが悶えて唐突に終わるのも安っぽい感じがします。

エイリアンが口にする「創造主は存在しない」「生命は偶然」というのも、現代人の科学的世界観の延長線上でしかなく、面白くはありますが特に意外性はありません。

答えも抽象的すぎるものが多いですね。

唯一、インタビュアー・質問者が「創造・生命の意味」にこだわるところが、1960年代アメリカのクリスチャンっぽくて、そこだけは及第点です。

YouTubeコメント欄で「意味が分かる」って嬉しそうなコメントしてる人いましたが、いや、意味わかっちゃダメでしょ。

なんで我々よりはるかに進んだ文明の宇宙人が話してることが現代人にあっさり理解できちゃうんですか?「意味がすぐ分かる=偽物」ってことです。

要するに、はるかに進んだ文明・テクノロジーを持つ未来人の話のわりに、我々にも理解できる部分が多すぎて、逆にリアリティに欠ける気がします。

宇宙人が勿体ぶって「あなたには受け入れられない」っていうのも、キリスト教原理主義のクリスチャンには受け入れがたいかもしれませんが、われわれには別に想定内のことしか喋ってないですから。

トランプ大統領へのネガティブキャンペーンの可能性は?

ところでこの動画は少なくとも2016年8月には存在していたようです。

引っかかったのが3つ目の「核戦争の原因となる男」の情報。

  • 民主主義の仕組みを弱める
  • 「多くの人間たちにアピールするという最も原始的本能を使って」(ポピュリズムを指している?)

これって明らかにトランプのことを言ってませんか?

「民主主義を破壊してる」って、ちょっと前までメディアがトランプを批判する時の常套句でした。

だから動画3までを見ると、「あっ、これを見せるための前振りだったのか」って気がします。(でも英語版だと動画1しか見当たらないんですよね)

ただし、トランプの当選は2016年11月、動画は2016年8月で、トランプのネガティブキャンペーンにしては、ちょっと見切り発車っぽいです。

ただそう考えてふと思い当たったのが、「ある男性が核戦争を起こす」としているところ。

前回の選挙のトランプの対立候補は?

そう、ヒラリー(女性)です。

そう考えれば、女性であるヒラリーが勝った場合はスルーされ、男性であるトランプが勝った場合には、一部の人にトランプが危険視される(ネガティブキャンペーンの)材料の一つになりうる、ということで、割とよくできたものだった可能性もあります。

あくまでも反トランプ派の工作だったとするならば、ですが。

まあちょっと考えすぎかもしれません。

この記事は以上になります。

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