2020年10月17日に行われた中曽根の葬儀は、実は上皇夫妻、令和天皇、安倍晋三元首相の葬儀だったという説があります。
その真偽は置くとしても、2019年11月に101歳で亡くなったとされる中曽根康弘ですが、2016年に98歳で死んだ時のネットニュースの痕跡がネット上に残されているのが、たしかに確認できました。
101歳で死んだはずの中曽根康弘、98歳で死亡のネット情報が確認できる
5ちゃんねる過去ログに「中曽根の98歳時の訃報記事」の痕跡あり
5ちゃんねるの過去ログでは、ライブドアニュースに、
という言葉で始まる記事が記載されていた形跡が見られます。
それは典型的な訃報記事の文面・文体で、こうした情報が見られます。
- 群馬大学医学部付属病院で亡くなった
- 享年は98歳
- 中曽根の政治的経歴
- 通夜、葬儀の日取りは未定
- 喪主は息子の中曽根弘文(70)が務めるという
そのニュースの転載がある一つ目の投稿日は2016/09/03(土)ですが、調べたところによると、正確な死亡日は9月2日だそうです。(投稿は24時を回っており、記事の『今日未明』は前日の2日を指しているようです)
またこの最初の投稿日と同日の投稿に、おそらく該当のニュースを確認した人の声であろう、「ガチやんけ ご冥福をお祈りします」「まじじゃねーか」といったコメントも続いています。
そして5チャンに記載されているそのライブドアニュースのリンクがこちらなのですが、そこに行ってみると興味深いことが分かります。
タイトルが「98歳・中曽根康弘氏 7月をもってSPの警護対象から外れる」として、年齢だけが残されて、訃報記事だったものが「SPの警護対象から外れた」という内容の記事に書き換えられているのです。
またライブドアニュースではありがちですが、「提供社の都合により、削除されました。概要のみ掲載しております。」とされ、どのメディアのニュースかは分からないようになっています。
誤報の可能性
もっとも、仮に提供社が分かって先方に確認したところで、「誤報だったので」とか「記録が残されていないので分からない」とか説明されて終わりでしょう。
ところで本当に誤報だとすれば、「そろそろ死ぬだろう」と考えた記者が病院に詰めかけており、SPが外れた様子を見て「中曽根が死んだ!」と判断して、記事を急いで書いたのだろう、と推測できます。
しかしこの説明を採用したところで、なぜそもそも98歳という年齢まで警護していたのにそこでSPを外す判断が下されたのか、なぜそもそも現職の総理大臣でもない人間にSPをつけていたのか、という新たな疑問は払拭できません。
最後に
以上です。
ニュースの痕跡を完全にネット上から消したいなら、5ちゃんまで手を回さなければいけないから大変ですね。
さすがにそこまではやらないのか? やれない(できない)のか?
とりあえず、これほどはっきりとしたニュース書き換えの痕跡が確認できたのが興味深かったので記事にしてみました。
(記事おわり)